インドひとり旅・4日目(2)〜異国間&ビハインドのある中でのコミュニケーション力

〜このブログは前回の続きです〜

インドひとり旅・4日目(1)〜結局恥かいたけど、やる時はやるぞ日本人 - yulog

異国間で言語や宗教、人種の違いがありつつ、
さらに俺に対する印象が最悪の状況で、
どう関係修復して、0以上にしていくか。


実際にやったことと、同じ状況になった時に再現できるように整理。

 

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状況の詳細は前回のブログ見てほしいけど、
まあ兎にも角にも、
相席になった彼の機嫌は最悪で、
隣同士で一つの席に座ってるんだけど、
じりじり幅寄せしてくる感じ。


まずは直接、

  • 俺が悪かった
  • ルールを知らなかったんだ
  • すまん

って謝り倒した。


それでも「ふっ」っと鼻で返事するだけ
インド人が目の前通る度に、悪口言ってる。


まあ、そりゃそうだ。


さぁて、直接はもう効かないから、
次は、間接的に俺が根っから悪いやつじゃない、
と言うことを示す必要があるから、
周りの状況をフルに活用して、アピールしまくった。

 

  1. 子どもと戯れる
  2. 皆にナチュラルに親切にする
  3. 彼の事を想って行動する

 

  1. 子どもと戯れる

目の前に子ども5人のビッグファミリーが居て、
みんなちっこくて可愛い!


だから、いつもの様に子どもに手を振り
目が合ったら笑い…ってのを自然に(いや意図的に)した。


「あれ?コイツ子ども触れ合ってこんな顔するのか」
と彼は思っただろう。

 

   2.皆にナチュラルに親切にする

子どももそうだし、別車両から移動してした日本人夫婦も、
自分たちの席にインド人がっつりで、
パニックになりそうだったから、教えて上げた。


そして教えて上げた事を、彼にも伝えた。
彼らにもルールを教えて上げたよ。
僕もルールを知らなかったからね。


そう伝えると、また彼は「ふっ」と鼻で笑ったけど、
「あれ?コイツ反省してんじゃないか?」
と彼は思っただろう。


   3.彼の事を想って行動する
彼の座ってる位置が、手前開きのドアの側で、
ドアが開く度に彼の膝にドアが勢いよく当たっていた。


だから、もっとこっちきなよ。
ほら当たらない位置まで。
皆んな君の膝を攻撃していくからね。と。


すると彼は、「うん、そうだね」と言って、
こっちに寄ってきた。


「あれ?コイツなんか意外に優しくない?」
と彼は思っただろう。

 

だいたいこの3つを繰り返していく内に、
だんだんと彼も心を開いてくれるようになった。

 

  • どこ行くの?どこ出身?という定番質問したり
  • 彼が家族にテレビ電話した時に一緒に写ったり(その時も子ども可愛いね!名前は?など会話した)
  • お菓子を交換し合ったり


まあ打ち解けた。


さすがに100%俺が悪いし、
根っから許してくれた感じはなかったけど、
それでも残り11時間30分の長旅は、
気を休めて過ごせそうだ。


こんな風に寄り添って寝る感じになりそうだし。

 

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無知と誤解を重ねて、
喧嘩っ早く主張し過ぎてしまって招いたハプニング。


けどそれを30分で払拭できるコツを学んだし、
今回の一件でヒンドゥー教の教え(考え?)を、
実感した気がする。

 

本来日本人は、明るく朗らかで紳士だろ。
それは我々ヒンドゥー教も同じだ。
喧嘩っ早いのは良くない。

そう諭してくれた。


同じ車両に日本人が乗ってて、
向こうの方で固まって盛り上がってるのを耳にしながら、
彼の(お世辞も言えないほど)クサい足の臭いを香りつつ、
このブログを書いてる。


うんでも、この経験。
悪くなかった!


ありがとう彼!(どちらかというとすまん)
ありがとうビッグファミリー!
ありがとう通訳の兄ちゃん!
ありがとうヒンドゥー教
ありがとう日本!大好き日本!


それにしても足クサイと思いながら、寝るポジションを整えているA2/45番席にて