インドひとり旅・旅を終えて①(総括と今後)

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総じてめちゃくちゃ楽しかったし刺激的な10日間だった。
見るのも聞こえてくるのも、嗅ぐのも全部が想像を越えていた。
(食べ物は想像通りでカレーが美味しかったくらい笑)


今回はその中でも特に思うところが強かったトピックについてまとめる。

  • 宗教について

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インドで過ごして、ヒンドゥー教イスラム教系の寺院や人々と接する機会が多かったのだが、宗教が暮らしや人格形成に影響していると感じ、関心が湧いた。


分かりやすいところだと、
食べ物でこれは食べるあれは食べないというのはあるけれど、
ガンジス川では、どっからどう見ても汚いとしか思えない水を
神聖な水だと考えられてて、
あの川を中心に人々の暮らしが成り立っていた。


そもそもの宗教の成り立ちや、今の人々の暮らしや価値観に
どのような影響をもたらしているのかなど、勉強したいと思った。

 

  • 建築について

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日本のお寺を観ても思う事はあったけど、
インドで特にタージマハルを観て、建築の奥深さを感じた。


ただ見て写真を撮るだけだとなかなか見えて来ないけど、
そこで立ち止まって造りの細かさ(柱一本の形や彫刻の形など)や、
そもそもの造られた背景を知ると、
多角的に見て捉えられるようになるし、
他の建築物との比較もできるようになる。


タージマハルで言えば、
建築に22年、関わった職人3万人居て、
建物の形状も単純に球体ではなかったり、
ミナレットも敢えてやや斜めに建てられていたり、
表面上だけ切り取っても複雑。
(この辺りはガイドブックに書いてあるレベル)


誰が何のために建てて、今ではどう活用されているのか(大体は観光資源だけど)や、
建築そもそもの構造や技法、造る工程なども勉強したいと思った。

 

  • 教育について

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これは友達に聞いた事で感じたとろこが強いけど、
インドの教育は人口が多い事もあって競争が激しい。


IIT(Indian Institutes of Technology)という工学と科学技術を専門とする
インド工科大学に入るのは、
オックスフォード大学に入るのに5人に1人という倍率なのに対して、
50人に1人から100人1人とも言われている程。


そしてIIM(Indian Institute of Management)というインド経営大学院へ入学するには、
倍率250〜500倍で合格者の平均正答率98%の世界を切り抜けないと
入れない程のレベルだとの事。


受験競争に負け(負けてもMITには入れるレベルでも)、
自殺する学生が出てしまう事が問題にもなっている程。


そしてここに、いまそこまでは根強くないとは言っていたけど、
カースト制度も少し絡んでいるよう。


階層が高かった生徒は得点90%以上で合格なのに対して、
下の階層の生徒は85%以上で合格になる。
など、下の身分とされていた層の生徒を引き上げるための工夫がされている。
ただ逆に上の階層の生徒にとっては大変なことではあるよう。

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街中で話したインド人の中にも学生が居たけど、
卒業したらフランスに行く事を決めていたり、
アグレッシブに日本人の僕に絡んで来る生徒が多かった印象で、
国民の平均年齢が25歳という若さ(日本は45歳)もあって、
今後この国が伸びない訳がないと思った。