インドひとり旅・旅を終えて②(総括と今後)

刺激的なインドひとり旅の総括は一回じゃまとめきれなかった…。


前回のブログはこちら

インドひとり旅・旅を終えて①(総括と今後) - yulog


前回は宗教、建築、教育がトピックだったけど、
今回は10日間の旅を終えて、日本とインドを比較して感じた事を書こうと思う。


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まずインドでは日本という国は全く認知されていない
今回は旅だったので、ビジネスシーンでは分からないが、
少なくとも旅している中で出会った、
とても裕福とは言えないような地域で暮らす人々は、
日本の事を全く知らなかった。
(ぼったくり目当てのインド人は知ってる風に色々言ってくるが)


そして、日本の『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』『忍者ハットリくん』も
日本のコンテンツだと思われていない


インドにおける車メーカーシェアの50%程はスズキだけど、
インドでは『マルチ・スズキ・インディア』として進出していて、
インド人も日系企業だとは思っていないよう。


経営戦略的にはやはり信頼性を生む事ができるから、
日系ブランドを出した方が良かったりもするようだけど、
ドラえもんとか日本が誇るコンテンツが、
インド発のものだと勘違いされる辺りは日本のマーケティングの弱さを感じる


他にも、日系企業の装いでチェーン展開する
中国企業もあった。

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あの手この手、使える手段を使い倒してでも、
モノを売る力は日本も見習いたいところ。


そして日本人は舐められすぎてる
これも旅を通じて感じた事だから、限られた話かもしれないけど、
街中での日本人観光客に対する値付けや、
英語が出来ない事に対する嘲笑はめちゃくちゃされる。

 

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値付けについては、外国人観光客プライスも存在して、
5〜10倍の値段設定になるのは普通だし、
物価考えたらケチケチする必要もない額なんだけど、


それにしても「なんか言われるがままにしたら」とか
「日本語で話しかけられて親切にされたから」とか
「よく分からないから適当に」とかで、
とことん騙されて取れるだけ搾り取られてる話を
旅中で会った日本人から散々聞いた。


そりゃやられたーという事は自分もあったし、
それも海外旅行の醍醐味でもあるんだけど、
そのやられ方が、あまりにも情報不足だし、受け身過ぎて、
そういう一つ一つの積み重ねで、
日本、日本人全体が舐められ兼ねないと思う。


実際日本人をカモにしているのは事実だし、
日本人ちょろいとも思われていると思う。

 

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英語については、インド人の英語もぺちゃぺちゃしてて
聞き取りづらい事もあるから放っておけばいい事もあるけど、
やっぱり世界で存在感を見せる、
下の世代にとって自慢のできる国にするためにも、
最低限言葉は扱えないと話にならないかもしれない。


悔しさと憤りを感じつつも、同じくらい危機感も感じた部分だった。


もっと交渉ごとにおいてフェアだと考えて、
情報不足を補う努力をしなきゃいけないし、
使える英語力を身に付けて、日常で英語に触れる事をしないといけないと思う
(実際ネット上の英語コンテンツ量は全体の50%ほどとも言われていて、
英語が出来ないとその50%の情報へのアクセスが出来ないという事)