読書メモ

スタンフォード式最高のリーダーシップ

ティーブン・マーフィ重松


・結論
弱さを認めつつも積極性を発揮して、自分もチームも変えられる「アサーティブ・リーダー」が最高のリーダーである。

エゴと謙虚さのバランスをうまくとり、弱さを内包した本当の意味での強さがある人

テクニックで引っ張るのではなく、存在自体でチームを引きつける、求心力のある人

 


・アサーティブになるために
自分を知ること。コーチングも活用する。
自分の心を知ることで相手の心がわかり、共感できるようになる。
同じ共感でもcompassion。empathyではない。情熱とともにというラテン語からきてる強い共感。他者の感情を感じつつ、客観的でいられる状態なので、行動に起こせる。
empathyは同じ気持ちになるだけ。

 


・リーダーシップ4つの要素
①積極的なリーダーに必要な「個人としての土台」
②部下を前に出す「謙虚さ」
③「自分の力で変えられるもの」を変えてゆく勇気
④人、もの、価値観など、様々な「違い」を理解するための知恵


・それぞれ、以下のようなリーダーシップ
Authentic Leadership 本質的な
Servant Leadership 支援する
Transformative Leadership 変容をもたらす
Cross-Border Leadership 壁を越える


Authenticは、自己の弱さを認め、本当の自己(感情・考え)を包み隠さず表現できる事。信念が確立できているから、自分の人生のリーダーであり、且つ信頼される
弱さを理解して、人と比べてしまう自分を認め、常にビギナー心であり続ける


▼他の学び
・ネガティブバイアス
欠点に注目するのは、生き延びてきた生存本能


・役割性格
上司としての自分。営業としての自分。父としての自分。という社会的な自己が大きくなってしまった状態。
この状態では自己理解できないため、他者も理解できない。
だからコーチングに価値が生まれる。


コーチン
心理学のトレーニングを受けたプロのコーチに補助してもらい、自己を知るプログラムを通じてメンタルを整えたり強化したりする。


・金継ぎ
壊れた器を金粉で美しく修復する。傷が逆に価値を生む。15世紀に生まれた日本の伝統的な手法。


・脳の可塑性
マインドフルネス状態は可塑性を高める。シングルタスク習慣を徹底してマインドフルネス状態に自分を誘導することが可能。


・アドレナリン・ラッシュ効果
決まり通りにタスクを終えたり、時間通りに到着したりすると、アドレナリンが分泌されて快感を覚えるので、シングルタスクの所要時間設定する習慣を。